ブギーポップ・クエスチョン　沈黙ピラミッド

何事も経験よ。食わず嫌いは良くないわねの巻。

本編では２年ぶりの新作ですな。
まあ、他の世界とも繋がっていたり、外伝的なものをファウストとかで書いていたので、そんなに待った感じはないんだけどね。

今回は、VSイマジネーターあたりの話なのですな。懐かしい名前がボコスカ出てきて、うれしかったなぁ。最近は最強さんだらけだったりするし。

今回はメロー・イエローの人がかなり味があって好きですよ。この後も色々と出てきそうな気がするので楽しみだったり。

久々に、青春小説的な話でしたな。観念的な台詞劇はいつも通りなんだけど、読後感がすっきりしていてかなり好き。

宮下藤花と竹田君が出てきたのも良いですな。この人達、本編では最近すっかり忘れ去られてたからなぁ。

ラストの焼きそばのくだりは、ちょっと来ましたよ。当たり前だと思っている生活というのは、ちょっとしたことで壊れちゃうから、とても大切なものなんだよ、というのは、若い頃は分からないのよね。年取るとこういうのが地味に浸みます…

いやー、堪能しました。次は、もう少し間があかないとうれしいんだけど。