魍魎の匣(1)

まずは匣を用意しなくてはならぬの巻。

京極堂シリーズ第二弾のコミカライズ。
これはかなり良いコミカライズですな。冒頭の小説の中の「匣の少女」の描写なんかは素晴らしい。
「ほぅ」のくだりはとても好きですよ。

本編も加菜子と頼子の過度なまでの友情をクローズアップしていて面白い。
実相寺監督が生きていたら、こんな感じに脚色するだろうなぁ的なアレンジがうれしいですよ。
原作読んだときに、一番怖かったのは実は頼子関係だったりするんですよ。

まだ出番が少ない物の久保竣公のぴっちり具合もいいですね。

美馬坂研究所のくだりもおどろおどろしく、何とも言えないいやな感じが再現されていてグッドです。

ただ、あの長い原作の、まだまだ導入部なんで、これからが楽しみなんだけど、最後まで読めるのはいつになる事やら…

京極堂も一コマしか出てないしね…

魍魎の匣 1 (怪COMIC)

魍魎の匣 1 (怪COMIC)