魍魎の匣(1)
まずは匣を用意しなくてはならぬの巻。
京極堂シリーズ第二弾のコミカライズ。
これはかなり良いコミカライズですな。冒頭の小説の中の「匣の少女」の描写なんかは素晴らしい。
「ほぅ」のくだりはとても好きですよ。
本編も加菜子と頼子の過度なまでの友情をクローズアップしていて面白い。
実相寺監督が生きていたら、こんな感じに脚色するだろうなぁ的なアレンジがうれしいですよ。
原作読んだときに、一番怖かったのは実は頼子関係だったりするんですよ。
まだ出番が少ない物の久保竣公のぴっちり具合もいいですね。
美馬坂研究所のくだりもおどろおどろしく、何とも言えないいやな感じが再現されていてグッドです。
ただ、あの長い原作の、まだまだ導入部なんで、これからが楽しみなんだけど、最後まで読めるのはいつになる事やら…
京極堂も一コマしか出てないしね…
- 作者: 志水アキ,京極夏彦
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2007/12/01
- メディア: コミック
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