ボクのセカイをまもるヒトex
俺にたりない物はなんなのだ?の巻。
雑誌に連載していた外伝をまとめた一冊。
本編ではあんまり描かれていなかった、クラスメートやら、学校での様子をメインにしているのですな。だからEXなのか。
個人的には綾羽になぜかというかライバル心を燃やす石丸の話が面白すぎますよ。というか、この話でクラスだけではなく、学校全体がおかしな雰囲気に包まれちゃってるのがわかりますな。
なんというか「うる星やつら」的時空といいますか。あんなに人間離れした挙動をしても、クラブ勧誘が来るくらいで終わっちゃうというのはその証拠ですよ。
あとお気に入りは第4章。変な料理回と思わせつつ、電脳世界での新たな知性体とのファーストコンタクトだったりしてよいですよ。猫子のまじめなというか機械としての側面が新鮮だったり。
シリーズ自体がメタラノベ的な部分があるからか、お約束を盛り込みつつどうにか崩そうとしてるのが面白い。ただ、本編の方はほとんど話が動いていないので、これからどうするんだろ?
「涼宮ハルヒ」もしばらく出てないし、そのあとになるのかなぁ…
- 作者: 谷川流,織澤あきふみ
- 出版社/メーカー: メディアワークス
- 発売日: 2006/11
- メディア: 文庫
- 購入: 2人 クリック: 18回
- この商品を含むブログ (46件) を見る