らき☆すた殺人事件

大臣とお大尽はちがうわよの巻。

らき☆すた」のノベライズなんてどうするのかと思ったら殺人事件ですか。一時期、ヒットした作品に何でも「殺人事件」って付けたのが流行ったのを思い出しますな。そこら辺は大体パラレルというか、本編に組み込まれないスペシャル的な設定が多かったんだけど、これは本編に組み込めそうな設定なのね。そこはかなり上手いと思いますよ。

まあ、ミステリとしては…な感じだけど。らきすたの小説としては良くできていますな。ちゃんとキャラがその人になっているというか。違和感がないですな。
終盤、こなたのキャラが違うかなと思ったら、そういうことか!と納得できたし。

作中で「ひまわりのチャペルできみと」が頻繁に出てくるけど、まあアニメの方も別作品の宣伝してるしそういうギャグなんだ的に納得したり。しかし、ギャルゲーなのに大爆笑ものなの?ちょいと気になる。と、まんまと罠にはまりますな…

ただ、残念なのはイラストがカラーページとあとがきのみな所。おまけにカラーページのイラストはイメージ画像だしなぁ。モノクロが1点でもあれば良かったんだけど。

頁数も少ないし、サラッと読めてらき☆すた気分を味わえるのでそこは良い感じ。違うパターンの物語も読んでみたいので、後一冊くらいでないかなあ。

あと「なんてっ探偵アイドル」は、良いマンガですよ。

らき☆すた―らき☆すた殺人事件 (角川スニーカー文庫)

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