グエムル-漢江の怪物- コレクターズ・エディション 

怪物に攫われた娘を取り戻せの巻。

どうしようか悩んでいたものが近所で半額で売っていた物を購入。

うーむ、途中までは面白く見ていたのだけど、ラストがやるせないですな。韓国映画ってあんまり見ていないけれど、自分が見る物はこういう救われないオチが多い気がすますよ。「シュリ」とか「JSA」とかね。

今回、一番見たかった怪物はかなり良くできていましたな。冒頭の突然川から上がってきて、広場を走っていくところはさすがにすごい! あの大きさといいかなり怖いですよ。
食われた人が口からブラーンと出てるところとかはイヤすぎです。

あの家族の言うことをあんまり信じない人々とか、ちょいとあり得ない感じもあるけど、韓国映画は誇張表現が多いからこういうもんだと思えばね。

というか、政府とアメリカへの不信感みたいな物がテーマとして入っているんだろうな。

ただ、それよりも家族の絆、みたいな物が前面に出ているので、見ている間はそんなに気にならず。

怪物に娘を攫われたおかげで、バラバラだった家族が分かり合えるようになる、というのはすごい皮肉な映画ですよ。
そして、絆を大事にしようとしてる人が死んじゃうっていうのはきつい。

やっと見つけたと思った娘さんも死んでるというのは、辛すぎる。確かに、一緒に攫われてた子供をこれから育てていくという、絆の繋がりはあるだろうけど、みててきついですよ。

特撮とか、演出とかの見どころは多いけど、半額で売ってたのはちょいとわかる気がする。救われない話は何度も見たくない物ね。

ただ、この監督の演出とかは気になったので「殺人の追憶」とか、見てみたいなぁ。