エマ（８）特装版

それ以外の人々の巻。

本編は終わった物の様々な人を通したビクトリアを描く短編集。

今回からの主人公はまさしくヴィクトリア。
本編の頃からできる限り細かく書いていたけど、全体的なストーリーを追う必要がなくなったおかげで、ものすごくのびのびと時代を切り取ってる感じ。
といっても、物語がおまけというわけじゃなくて、実によいですよ。

特に、ケリーさんの若かりし頃のエピソードは素晴らしい。アニメ版でもちょろっとやっていたけど、良きツンデレですな。というか、一緒に万博行きたいからって、ジャガイモで我慢するなんて、すごいいじらしい。現在のケリーさんも好きだったけど、ヤングケリーさんもものすごくツボですよ。そして、やはり以外とかっこいいアルの若い頃。一体なにがあってあのひねくれ者が、今の性格になったのだ！　そこら辺も、やって欲しいなあ、アルもものすごく好きなキャラだしね。

そして、あの物語の不幸部分を一手に引き受けてしまった感のあるエレノアさんにも春がきそうで良かったですよ。

ターシャは帰省で、普通の農村の生活な話と新聞にまつわる話は、今まで出てきた人たちのその後が、色々みれて楽しかったなぁ。
特に、エドナさん独立したんだ。つか、この人好きだったんで、またみれて満足ですよ。

おまけのDVDは、総集編チック。でも、ハキム放題、ヴィヴィ放題なので大満足。
これで、スカパーで第二期がみれればもっと良いんだけどなぁ、DVDまで待つしかないのかなあ…

エマ 8巻(DVD付き特装版) (BEAM COMIX)