放課後ローズ 警視庁第七捜査資料課
自家用ミニパトの修理費を犯人に請求せよの巻。
好きなんだけど寡作な作家、船越百恵の三作目。
前作「名探偵症候群」で、ゲスト出演してた鷺ノ宮瑠璃が主人公なのね。というか、一応警察の職員で刑事局長の娘さんだったのか!
「眼球蒐集家」も同じ世界なはずだから、この世界の警察は変な人しかいないのか(笑)
作品内にでてくる「資料警察」ってやっぱりあの番組のことだよな。
確かに、今回はテレ朝の深夜ドラマテイストな感じがしたなぁ。メインの三人だけじゃなく、犯人とか関係者とかも、何となくドラマにするときの俳優さんが想像できたり。
事件を解決するテイストも「眼球蒐集家」に近い感じで好み。前作は、面白かった物の、一人妄想劇場だったからなぁ。推理としては、どれがホントかみたいな突っ込み系だったし…
今回はキャラや動機は無茶苦茶だけど、事件自体はちゃんとしてたし、行き当たりばったりではない推理もしてたしね。
しかし、この人の作品、アニメ系のイラストとか付けると売れそうな感じ。キャラも立ってるし。
これで、もう少し速いペースで作品を発表してくれると良いんだけどなぁ。
- 作者: 船越百恵
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2007/01/20
- メディア: 新書
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