庭先案内(2)

漫才師の道は厳しかったり影の中に入ったりの巻。

須藤真澄の連作っぽい短編集の第二弾。

今回は、ずっと続いてる幻灯師の話が一話あるくらいで、ほかは全部短編。でも、結構テーマは続いてて、彼岸というかそこら辺がテーマの話が多め。でも、ウエットな感じじゃなくて、楽しかったり、仕様がなかったりなかんじ。

今回は、秘密基地で集会してるおばあちゃんの話がすき。あのひょうひょうとしたおばあちゃんは長生きしますよ。そしてころっとだまされる孫も良い。おばあちゃん孝行はしておくものさ。

それと、停電のお話。こういう、みんなが縁側に出るような街は良いなぁ。こういう街に自分も住んでみたいなぁ。しかし、停電の原因がそんなことだというのは、少し不思議テイストで良い。これぞますび節。オチの壮大なのにがっかり具合も良き感じ。

しかし、コンスタントに新作が読めるなんて、いい時代になったものよなぁ。

庭先案内2巻 (ビームコミックス)

庭先案内2巻 (ビームコミックス)