アストロ!乙女塾!星のプリンキピア(下)
ホムンクルスは幸せな家族の夢を見るか?の巻。
乙女塾を襲った吸血鬼事件の完結編。今までのシリーズとは違い、かなり重い展開だった前巻よりも、かなり重い感じ。でも、ぐいぐい引き込まれる。現代パートは大豪印姉妹とヒカルの自分達の居場所と絆の話だけど、ベタでちょいとしつこいかもしれないけど、心地よい。出発点が辛いだけに、誤解が解けた後がとても心地よい。でもホノカは、外から見てるだけなのね。究極のツンデレだな(笑)
そして、前巻で引っ張られまくった過去編は凄いの一言。ちゃんと現代編のテーマともリンクして、悲しいながらも希望のある展開だったり。
でも、この虚々実々な錬金術師話は面白いなぁ。このテイストなシリーズとかも読んでみたいなぁ。
ラノベじゃなくて、電波男とかもあるんだから、いけるんじゃないかなあ。でも、売れないのかな、今のご時世は…
でも、読んでみたかったり。
今回は、一気に読ませるためか、いつもの本文中にTIPSは無し。巻末にまとめてあったり。今回はこれが正解だと思うけど。あの、ところかまわずなTIPSも楽しいので、次回は是非やって欲しいなぁ。
なんというか、今回は上下含めて「劇場版」な感じの作りだった気がする。
TVシリーズでは、おばか系な展開なんだけど、劇場はちょいとシリアスで、いつもと違う雰囲気というか。
しかし、今回は面白かった! 次回も、重い展開でも良いので、期待して待とうかな。
というか、ホノカを何とかしてやってください。
星のプリンキピア〈下〉―アストロ!乙女塾! (集英社スーパーダッシュ文庫)
- 作者: 本田透,うろたん,とんぷう
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2006/08
- メディア: 文庫
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