キングコング

PJさん渾身の33年版のリメイク映画。

これは素晴らしい! 冒頭の33年のNYから、最後まで画面の作り込みがすごすぎる。と言いつつ、冒頭の電車がもろミニチュア(つーか不自然に揺れてる(笑))なのもオマージュなんだろうなぁ。
でも、この映画はそのビジュアルと楽しむという部分もあるけど、後半の報われない恋がメインだと思う。でも、この恋って、同情から始まった恋だよなぁ。世界にひとりぼっちのコングへ同情していく部分は非常に上手い。あそこ、コングの住処であると同時に、コング一族の墓守でもあるんだろうな。
しゃべれない分、動きと演出で、感情を雄弁に語ってるのも、良い感じ。

でも、虫の部分はやりすぎ、厭な鳥肌立ってきたり(笑)

あっという間ではあるけれど、普通の人には3時間は長すぎな気が。冒頭のNYもうちと刈り込むとテンポ良くなったんじゃないかなぁ。