ユナイテッド93 - 鼠見聞録

あなた、愛してる、それだけ伝えたくての巻。

スカパーでやっていたのを視聴。
これはDVD買わなくて良かった。だめ映画というわけではなくて、何度もみれません、きつくて。

あの911の日にユナイテッド９３便に起こったことを、インタビューやら資料から再現してるんで、妙に緊迫感がありますよ。

特に、各便の航路がおかしくなっていることに気づいた、各管制官達のパニックの様子と、CNNで中継された事実を認識するところは、特にきつい…
あの日に、呆然と見たTVを思い出して、涙が…

テロリスト達が何故にあんな事をしたとか、乗客達のそれまでもプロフィールとかを特に見せずに、極力その場で起こったことを再現しようとした演出が逆に怖い…

乗っ取られ、他の飛行機がテロに使われたのを知った乗客達の絶望感と、数名の決死の奪回劇がよけい悲しい。
事実は、なかなか映画のようにハッピーエンドにはならんのですな。
ただ、最後まで乗客達はテロリストと戦おうとした、その事実が救いのような気がしますよ。

色々と、当時の事件を語るものはあるけれど、これが一番当時を再現したものでしたな。
どんな大義があっても、関係ない人を暴力に巻き込むことは、テロと呼ばれて当然の行為なのですな。