Q.E.D−証明終了−(26)

タイムカプセルと不自然な密室の巻。

今回の日常編は、可奈のタイムカプセル話。
硬球は誰の物かって話なんだけど、これは面白かった。意外と過去の記憶なんてあやふやだからなぁ。確かに、誰かにミスリードされちゃうと、そっちの物語を自分ででっち上げちゃうかもしれん。パーツだけは上手くかみ合うからなぁ。そういう、何気ないところをついてくるのは面白かった。島田荘司っぽいかんじで結構好きな感じ。
しかし、彼はあの金額のために可奈を陥れようとするとは… 命知らずよの(笑)

2話目は、意外とシンプルそうな密室殺人事件。最近、バックが大きいために惑わされる様なのが多かったので、新鮮。
自白してるのに、それ以外は黙秘。おかげで事件は進展しない。共犯者が見つからない。って、これは意表をつかれました。短編ミステリとして良くできてる。途中までは推理できたんだけど、そうくるとは思わなかった。
おまけに、これは後味が悪い… 犯人が事実を言わなかったがための悲劇というか…
ケイゾク」とか「トリック」とかのラストみたいだ。
たまにこういうラストの話があるから、油断できないんだよな、このマンガ。

Q.E.D.証明終了(26) (講談社コミックス月刊マガジン)

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