ブレイブストーリー

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今日でお終いというので、近所の映画館で鑑賞。

あまり期待してなかったせいか、予想外に面白かった。

幻界の導入部がどう見てもRPGのキャラメイクだったり、パラメータ見せたりと(ひよこがグラフ!)楽しい感じ。幻界に行く理由は結構ヘビーなのにね。

所々に、黒い部分が出てくるのも、宮部みゆき&大河内一桜な感じで良い感じだったなあ。完全に子供向けにするかと思ってたので、良い意味で裏切られた。

しかし、千羽由利子氏の作画といい、千明氏の演出といい、かなり気合いが入ってる感じ。演技もかなり細かいし、3Dと2Dも上手いこと融合して、ここら辺はGONZOの総力戦っぷりを感じたり。
しかし、ワタルのかわいいっぷりは凄かったなぁ。この映画、ヒロイン的なキャラがいないんだけど、その代わりを主人公なのに引き受けてる感じ。

キャラデザを声優さんに似せてる感じがするのも良き感じ。なので、観てて違和感があまりない。大泉洋なんかはまんま過ぎ!トカゲっぽいのに違和感ないモンなぁ(笑)
特に松たか子の演技は良かったなぁ。ちゃんと男の子になってたり。
ミツル@ウエンツも、孤高の美少年風で良かった。ちょいと惚れたさ(笑)

後半で明らかになるミツルの過去と、幻界に来た理由は、ちょいと泣いてしまったり。小学生でそれは辛すぎるさ。ワタルの選択が正しいのは分かるけど、ミツルはそうしないと、心が折れちゃったんじゃないのかな。この辺は、宮部みゆき節炸裂だったなあ。だから、エピローグはかなりうれしかった。ミツルだけ、あのままじゃねえ。

途中に出てきた、お父さんの本音的な物も、共感してしまったり。自分を捨ててがんばってきても、誰もほめてくれない、だからこれからは何でも自由にやるさ!ってのは、どんな人でも持ってるんじゃないのかなあ。離婚の理由がこれっていうのは、修復できそうもない物なあ。ここは辛かった。お父さんも心が折れちゃったんだろうなぁ。趣味をセーブしたら、ストレス解消する場所なくなっちゃうもの。

と、かなり満足した映画だったり。急に観ることにしたので久々に1800円払ったけど(普段はレイトか前売り)映画館で観て良かった感じ。

ただ、内容にあってて良き歌だと思うけど、つい最近までミスチルだと思ってました…

決意の朝に

決意の朝に