長い長いさんぽ

須藤真澄の実録漫画「ゆず」シリーズの最終巻。
頭の作品から、もう歳をとったゆずについて描いていて、可愛いんだけど少しもの悲しい感じ。そうだよな「ゆず」「ゆずとまま」読んだのって、かなり前だもんなぁ。他の漫画にもゆずは色々と出ていたからあんまり考えたことなかったけど、リアルに歳をとるんだよな、等と感慨にふけったり。

そして、この単行本のメイン「長い長いさんぽ」!
亡くなってしまったゆずを、生前調子が悪くなった頃から、荼毘に付し、新しい生活に須藤夫妻が慣れようとするところまで、ツッコミを入れつつも、丁寧に描かれている。これは、かなり切ない。自分は猫は飼ったことないけど、ペットとの別れというのは、体験したことがあるので、身につまされた。
可愛い絵柄ながら谷口ジロー氏の「犬を飼う」に匹敵するかも。

しかし、その後の話で、新しい仔猫を2匹飼うという話があり、新しい希望があってよかったなと思ったり。

今度はこの仔猫たちとの話を描いていって欲しいなぁ。

長い長いさんぽ ビームコミックス

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