げんしけん (9) 限定版

卒業、そして終わりの巻。

長く続いていた、緩いおたくライフなお話も最終巻。
作者が作者だけに、ドロドロ話があるのかと思いきや、前巻の荻上の過去くらいだったので良かったよかった(笑)

緩いおたくから始まったけど、創作系に目覚めるというストーリーは良かったなぁ。同人を出して終わりではなく、その分野に進んでいくというのも良かった。ラスト近くは笹原がちゃんと主人公してたしなぁ。その代わり、咲ちゃんやら斑目とかの影が薄くなったのは残念だったけど、まあそれまで散々やってたしね。

しかし、斑目が卒業後も部室に来てた理由、そんなことだったとは!びっくりだよ!もっと緩い理由だと思ったのに。彼も男だったのだなぁ。

そして、今回はまたもや同人誌つき。
この豪華メンバーは凄いな。特にガンダムの制服を着たキャラを書いてる安彦良和氏。このむっちり感はすげえ!やはりこの人の書くキャラは良いなぁ。たまには、アニメにも戻ってきて欲しかったり。
そして一番のヒットは、篠房六郎! 話自体はリアルすぎるというか実話なんだろうけど、なんだあのキャラ! あんな巨乳おねーさんだったとは(笑)飛び道具すぎだ!
本気で、しばらくはあのキャラでいくのか! そこが、かなり気になる。

「五年生」の木尾氏がおたくな話を書くというのを聞いてから、どんな物になるかと思っていたら、所々きついところがありつつもいい話で納めたので、これで一安心。

でも、たまには「五年生」ばりなドロドロも読みたいので、次回に期待していたり(笑)

げんしけん (9) 限定版

げんしけん (9) 限定版