Ｑ.Ｅ.Ｄ．（２５）

宇宙人登場と超ひも理論殺人の巻。

今回の二つの事件、全く関係はないけど、一応宇宙つながりなのね。

久々の探偵同好会登場。この人達は、迷惑なことはするけど、基本はいい人なんだなぁ。なんで、部活乗っ取られたのは、結構同情しちゃったり。
しかし、その作戦は無駄すぎるのでは。と思ったら案の定ばれてるの（笑）
でも、宇宙人目撃情報（しかも、リトルグレイ登場前の古い奴）な小ネタがちりばめられていて、面白い。この作者、こういうネタの時、いい味出すよなぁ。コメディのセンスが良い感じ。
探偵同好会にはいつも振り回されてる燈馬が協力した理由が、オチになってて気持ちいい。また、いつも通りに彼らは出てくるんだろうなぁ。

シリアスな事件の方は、シンクトロン開発計画に絡んだ事件。
内閣調査室とかまで絡んできて、大事になってるなぁ。今回は、トリックでの驚かしではなく、動機や事件の背後の真相が、あまりにも切ない…
ふとしたことから、過去の事件への殺意が沸いてきてしまう、というのはとても悲しい。
それさえなければ、全てを思い出にして何もなく暮らしていたはずなのに…
今回は、かなりメロウな話だったり。

しかし、この内閣調査室の人、政府がらみの事件とかで再登場するのかな？

Q.E.D.証明終了(25) (講談社コミックス月刊マガジン)