不思議使い(2)
恋の願いが必ず叶う、キューピットさんが流行り出したのは良いけど、学校の雰囲気がおかしくなり始めて…
な、第2巻。前回はアクションホラー系の幻象だったけど、今回はちょっと毛色が変わった感じ。一見、害がなさそうな幻象なんだけど、調べてみると実は!な感じ。菫子さんの過去にも関わってたり、未嗣が告白されたり、杏子がやきもち焼いたりと、結構盛りだくさん。でも、菫子と椿子の出番が少ないのが残念。つーか、椿子いるだけ?
しかし、これだけ盛りだくさんで、それだけでも面白かったので不思議殺しはちょいとよけいな感じがしたり。多分、これからシリーズ化するためのライバルとして出てきたんだろうけど、次の巻から出てきても良かった感じ。せっかく、まじない系の妖怪という、美味しい題材なのに(ミリンさんとかもっと活躍できるだろうし、伊都美が告白するってだけのキャラに…)、なんか、散漫になっちゃったかんじ。面白い題材だったので、そこが残念。
次巻では、不思議殺しの二人ももう少し掘り下げられるだろうから、邪魔と感じなくなるのかな?
- 作者: 葛西伸哉,URA
- 出版社/メーカー: メディアファクトリー
- 発売日: 2006/04
- メディア: 文庫
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